VALUE LIFE

生命を大切にする観点から、私の記憶、体験、知識などを綴ります。

発想の転換

落ち着いたた気持ちで生きているはずが

人の話を聞いているうちに うらやましくなったり

人と比べてしまって居心地が悪くなってしまったり

まだまだ 未熟な心というか落ち着き切っていない

心のざわめきが噴出することがある。

 

今の自分に満足していないのもあるし、

思うようにいかないことがいくつもあると感じているし

毎日 さほどやる気に溢れているとは言えない。

 

その満たされなさから 試行錯誤して

様々な考え方にも触れれば、

自分の今までのあり方やこれからの生き方の

方向性や選択肢についても考えさせられる。

 

無意識に人と比べてしまう時、

自分が劣っているのを見つけて先に進むのをやめてしまう。

 

例えば、誰にでも笑顔で接する人、素直な人、が

成功していくとかチャンスを掴みやすいとか好かれると

誰かが発言していたとすると、わたしは抵抗を感じてしまう。

 

笑顔を褒められ、素直と言われたことも記憶にあるが

それは苦しみや緊張を感じながら生み出した笑顔であり

素直に耳を傾け 従っていた時には、人に嘘をつかれたり

素直ではないと文句を言われたりして認められない気がした。

 

結局は 真の笑顔の人でも

素直な人でもなかったということになるのだろう。

 

心から笑顔が出て、素直な心でいたことが

その中にも少しはあったと思う。

 

でも、わたしはそれをやめていった。

 

自分に正直になりたかったからだ。

 

そして今、前向きな気持ち気味なのに

かつてやめてしまった、誰にでも笑顔とか

素直な・・・とかがやっぱり良いものだとなった時

 

わたしは当てはまらないと思ってしまった。

確かにうまくいっていない要因と言われても

自分でも納得がいってしまうくらい当たり前の話だ。

 

ストレスの蓄積や考え方の癖、

過去の記憶が先導して、毎日の機嫌を左右する。

 

それを凌駕するほどの笑顔と素直さを

今のわたしは持っていないのを感じた。

 

そんなことを思ったら、ますます気持ちが

ねじ曲がり、苦しくなった。

 

わたしの性格のよくないところ、

ひねくれたところが猛威を振るう。

 

前向きなんだか投げやりなんだかのせめぎ合いで

気持ちが定まらなくなってしまう。

 

もうすでに、落ち着いていることはできなくなって

少しでも気持ちを立て直したいと試みる。

 

そのうち、もう一度元に戻って考える。

 

その時のわたしの一番 前向きな答えはこうだ。

 

あまり笑えなくなったわたしが

もっと笑うことをしよう。

 

わたしは別に素直な人間ではないと

思っていよう。

 

頑なになってしまった心を責めても変えようとしても

笑顔にも素直にもつながらない。

 

 

真の笑顔は作ることはできない。

素直さは自然なものである。

 

 

自分の心を和らげる方を優先すべきと

わたしは思った。

 

苦しい時にわたしは発想の転換を試みる。

発想の転換に逃げようとする。

 

そして思いがけない出口に出る。

 

自分がある意味限界だったんだと後で気づく。

限界だったけどなんとか先に進めた経験は

何かと後で役に立っている。

 

 

自分の欠点を受け入れることはなかなか慣れないが

よく見ればわたしの反応は、欠点に直面し

お手上げだと騒いでいるようなもので

自分が丸ごと出てしまっている。

 

 

それをきっかけに、またわたしは今

落ちついた気持ちの自分に戻っている。

 

 

次はもう少し、受け入れられそうな気がする。

自分をよりよくしていけたら喜びである。