VALUE LIFE

生命を大切にする観点から、私の記憶、体験、知識などを綴ります。

自分を保つ 

人に影響を受けやすいと気づいていたのに

なかなか良い自己対応ができていませんでした。

 

朝起きて、比較的良い状態の自分も

その後、見たり聞いたり会ったりした事で

非常に良くないところまで気分が波立つ事が

よくあって、精神的にそれが積み重なって

気が小さく不安定で機嫌の悪い人物のように

出来上がっていくのがなんとなくわかっていました。

 

そこには、人に合わせる気質的習慣が

大きく関与していますが、まず自分を優先することを

良しとする考え方が欠如していたと思います。

 

なので、自己主張の強い人に飲み込まれやすく

自分の方を小さくして生き残る手法では

ますます生きづらく理解されづらくなってしまいました。

 

よくよく考えると、ありがたいことに

もう、わたしの周りには元気な人しかいないのかも

しれなくて、延々と続くかのようだった時間の流れが

変わり始めているのを感じます。

 

 

それで、わたしとしては自分の方を強く大きく

空間や力のようなものを確保するように動くのが

妥当なことに思えてきました。

 

これは、良い傾向だと思います。

 

人の気持ちは完全にわかるわけではないし、

余裕のない自分には大して役立つこともできないのだから

中途半端な態度で悩みを増やすのは望みではないのです。

 

自分の個も大事なもの。

 

個の本当の気持ちと、

ふと そうしたいと、考えずに動いたことも

感じたことも どちらも わたしに存在するものです。

 

 

自分が何で出来上がっているのかというと

環境や、見てきたもの聞いてきた言葉や音、音楽・・・

そういう周りからのものと

生まれ持った気質や体質、個人の色みたいなもの

ではないかと思います。

 

 

その集大成が気にいる状態になっている時

自分のことが素直にいいなあと思え、もっと幸せに

大切にしようとする意欲も自然に湧いてくる気がします。

 

人にそうするように、ちょっと距離や礼儀を持って

好きなことや嫌なことを確認したり、丁寧に扱うことは

心満たされることに繋がるので、不可欠です。

 

好きなことばかりしていると偏ってしまいそうですが、

好きな気持ちが広がり、充実した良い気持ちが大きくなると

心身には思いも寄らない良いことがあるようです。

 

目的地にただ向かっている時に、

自分が気に入っている音楽に浸っていたり、

気持ちを高めてくれたり落ち着かせてくれたりすることを

脳内に保ちながら移動していると

目的地に着いた時には、出発した時とは違った感情で

ものを見ていて、予想していたよりも良い体験が

できることがありました。

 

これが、

自分を好きでいられるような状態に近く

うまくいっているように見える人たちも、

自分の中にこのような自己を持っているのではと

想像しました。

 

ドキュメンタリー映画のように、人の姿を追ったなら

あるパターンが浮かび上がりそうです。

 

わたしを追ったなら、多くのツッコミどころが目に付く

映像になるのではないかと思います。

 

その中で、今これを整理しながら書いている姿は、

周りからの影響の比較的少ないわたしと言えます。

 

好きな自分の状態と、そうでもない状態がありますが

書き終えた時には、少し良い状態に近づいているので

これはわたしにとって、自分を保つのに大きな役割を持つ

作業だと思います。

 

ゆっくりと自分と向き合うことが人生のどんなタイミングで

持てるかは人によって違うと思いますが、能動的にそれを

組み入れていけたら それは、良い意味で強力な自己を作る元に

なるものだと感じます。

 

わがままなようでも、それを躊躇する人ほど

窮屈に縛られた、人間らしくない考え方が染み込んで

しまっているだけかもしれません。

 

 

周りの人がどれくらい自分を保っているかに関係なく

この自分を大きく内側に保って力強くいるか。

 

ここは、もっと大切にする方がいいと思います。

自分が存在する理由にも通ずる、この個性。

なんとなくそう思ったから・・・ということの根拠が、

学んだり教えられたりしたものより感じるから言えること。

 

それに従い、生きている人に出会うことがあります。

知らなかったけれど、今は それが人の魅力のもとであると

思うようになりました。

 

そしてそれは、わたしの中にも断片のように存在しています。

 

そのかけらの色を濃くしていくと、元々はどんな絵だったのか。

徐々に見えてくると思います。

 

それが楽しみになるように、

感慨深くその絵を見る自分を想定して

時間と空間を過ごしたいと思うので、

その為の工夫や、ヒントが入ってくるように

今日何か、好きな事一つ、やろうと思います。