心を満たす・・・。
現代人には
もはや必須の心がけではないでしょうか？
毎日が忙しかったり
または毎日が単調だったりで、
気に留めず放っておくと
満たされる機会を逃すこともあります。
そして、本当に満たされたのかが大事です。
人にもよると思いますが
大抵は今までやって来たことで満たそうと
試みることが多いと思います。
私の場合は、長い間
食べることでなにかと満たそうとして来ました。
気持ちが不幸になった時は、その瞬間に
何か食べることでその場を切り抜けようとしたり
気持ちを上げようとして来ました。
子供の頃に、母とけんかしても
ご飯だけは食べさせてくれたことは
要因の一つです。
私は、繰り返し
その方法を使って来ました。
それはもちろん、
ずっと続けて良い方法ではないけれど、
それが主な方法になり
意志でそれを変えようにも
日常で大きく変えられていません。
もちろん 私の心は
食べることでは満たせていないのです。
それでも同じやり方を採用し続けるのは
それについて考えることも疎かになり、
慣れ切ってしまったからです。
満たされない気持ちの理由に
向き合うのが先決ではありますが、
1日がそれで終わってしまうのが
望ましくないときには、
自分を充足させる新しい方法に出会うべく、
視点を変えてみることが良いかと思います。
清々しく考え深く
客観的に見てバランスの取れた自分。
それを自然に継続できるような
良い状態へ戻っていくために、
他に方法は他にあるはず。
今、たとえ
この満たされないことが解決しなくても
満たされたと等しい状態を体験することで
その後の展開が
今までとは違ってくる予想ができます。
何よりも
満たされないという受け身から、
自分を満たすという能動の流れでは
自分のアンテナが拾う情報も
きっと変わって来ます。
「本当に満たせることは何か？」
そう問いかけるだけでも、
体は違った動きをして 教えます。
気分転換で済む時は、初期症状なので
ちょっとした気分転換をしたらよいと思います。
でも
あまりにも満たすことがうまくいっていなくて、
何をしたら満たされるのかわからなくなった
ようなときには、その状態を軽くする環境も
必要な気がします。
今までのやり方を手に取ってしまいそうな
場から離れたり、違う思考パターンになる
行動を取るためにスピードを変えたり、
自分を澱ませる環境はきれいにしたり、
満たされない気持ちでいる空間に
そのまま居るのではなく
満たされる空間に居るようにするのも
良い効果が得られ、自分を満たすための
発見ができるかもしれません。
自分を見つめるのに、あまり
情報がない方が良い時もあります。
自分の気を散らすものの少ない環境で
息をしなおしてみる時間が必要です。
不満な心の中は整理がついていない
カオスな状態なことも多いので
放置している住環境問題を整えるのも
落ち着いた気持ちが得られる
遠回りのようで有効な方法です。
整理がつくさまを体感していくうちに
考えていることが変わって来て
自己効力感という力が戻ってくるし
リフレッシュされた空間は
自分の感覚をはっきりさせてくれます。
心が満たされない原因に対し
手を入れられないままであっても
焦ることなく自分を満たせた充足感は
この先も毎日心を満たす習慣を求めさせ、
それが
本来の元気な心が描く未来を
作る足場になる気がします。
目に入った玄関のホコリ
足の裏にくっつく小さな粒
気分が落ちるような空気
些細な空間の綻びを放置しているとき、
自分を満たすことも忘れそうなとき、
大切な自分に合う空間かどうか
気にしてみるのもわかりやすいです。
居心地の良い空間は
満たされる要素を多く含むはずなので
迷わず、自分を満たすために
何かひとつ動いてみる。
とはいうものの
習慣化した安易な満たし方から
脱却するには、手放していくことも必要です。
なぜ満たされない気持ちでいたか？考えれば
現状を変えたほうがよいこともあるからです。
今まで時間を割いていたことから
手を引くこと。
自分以外でもなんとかなるような場から
身を引くこと。
安易なエネルギーの使いすぎを
見直すこと。
無理を重ねないと成り立たないものを
やめていくこと。
こうなると事は大きく変わりそうで、
大きく変わるのは、怖いものですが
求めるものはその先にあるとしたら
心を満たしていくことによって
近づいていきたいと思います。
